喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療薬は吸入剤が一般的ですが、咳や息苦しさなどの症状が出ていないと、吸入する意識が低下してしまうというような問題点があります。
そんな問題が「asthmapolis」というアプリで解決できるかもしれません。
「asthmapolis」は吸入器に付ける専用のセンサーとアプリが連動して、喘息・COPDを管理するというもの。
どのように管理するのかというと、吸入器にセンサーをつけて、あとは普段通りに吸入するだけ。
吸入器にセンサーをつけることで、どこで吸入器を使ったかが分かるようになっています。
つまり、きちんと吸入しているかの確認だけでなく、発作が起きた場所、時間、頻度などパターンがわかり、そのデータが喘息日誌の代わりにもなるとのこと。
また、ドクターや家族とそのデータを共有することでより適切な治療が話し合え、吸入忘れを防ぐことに繋がるかもしれません。
自分の発作の傾向などがわかれば、病院への予定外受診も減らすことも期待できますし、集めたデータを活用してさまざまな研究にも役立てられる可能性もあります。
ただ、おそらくエアゾールタイプの吸入器にしか付けられないので、ドライパウダーとよばれるデバイスが広まっている日本での普及には課題が多そうです。
外部リンク
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