少し前に『25人に1人の店長しか気づいていないお客様の集め方・増やし方/土屋薫』という本を読みました。
自分でお店をやっているわけでも、やる予定もありませんがある理由があったためです。
その理由は、DM(ダイレクトメッセージ)です。
営業職としてDMを使って何か工夫できないか?と考えていたタイミングで、この本を目にしました。
この本には、DM活用のポイントなどが書いてあったので、タイトルとは関係ない分野ですが、購入しました。
DMの目的とは?
飲食店でお客さんが来なくなるのは、明確な理由があるわけではなく、「なんとなく来なくなる」ようで、それを防ぐために、「定期的に接触すること=DM」が有効とのこと。
DMの役割は目先の集客ではありません。
今のように飲食店の情報が氾濫している時代に大切なのは、「来てください」とPRすることではなく、お店の存在を忘れないでいてもらうことです。
つまり、DMの目的とは「店を忘れさせないこと」
営業職と飲食店では、「自ら出向くのか」「お客さんを待つのか」という違いがあります。
しかし、DMの目的は同じことがいえるのではないかと思いました。
営業としてのDMの目的は、「営業マンや会社を再認識させること」「忘れないように思い出してもらうこと」ではないかと。
DMによって接触回数を増やす
そんなことを考えていると『選択の科学/シーナアイエンガー』で 「単純接触効果」というものを読んだことを思い出しました。
人は特定の対象や考えに何度も接するうちに、その対象にますます好意的な感情を持つようになる。
(ただし、当初から対象に、好意的ないし中立的な感情を持っていることが条件となる)
というもので、DMを送ることで、接触回数を増やし、忘れさせないだけでなく、さらに好意を持ってもらえる可能性があると思い、DM活用を実践中です。
- 作者: シーナ・アイエンガー,櫻井 祐子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本
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お店も個人もブランド化
また、DM以外にもブランド化の話が勉強になりました!
あらゆるお店にとって大切なのが「情報価値」
これは、「お店の名前を見たり聞いたりした時に、ある一定のイメージを与えられているか」ということ。ブランド化するためには、売り手の「考え方」や「姿勢」を伝える。
このような話しは、飲食店だけでなく、多くのビジネスパーソンに当てはまりますよね。
特に、営業職として、自分を「ブランド化」するというのは非常に重要です。
顧客が自分の名前を聞いたときにどういったイメージで思い出してもらえるか?
こういったことを、DMだけでなく、常に意識することが大事ですね。
非常に勉強になる1冊でした!