現役MRのブログということで、
今回は「MRの担当施設の分け方について」です。
MRの担当施設はエリア別?領域別?
担当施設は、会社によりますが、大きく3つに分けられます。
- 「エリアとしてその一帯の医療機関をもつ」
- 「自社製品を領域で分けて、担当施設が割り振られる」
- 「病院の規模(200床以上の病院メイン・200床未満の中小病院・病床をもたない開業医など)でわける」
ざっとこのようなわけ方があります。
ひとつずつ解説していきます。
1.エリア
ある地域を区切られて、そこの医療機関を担当する。
例:A市の開業医と病院の担当
2.領域
自社製品を、領域別に分けて、担当領域を決める。
例えば、循環器領域、呼吸器領域、精神科領域など、
製品の種類が多い会社で取り入れられてることが多い。
この場合もエリアで分けて、その中の精神科だけを担当するという形になるので、
より広範囲を持つことになる。
例:A市・B町・C市の精神科担当
3.病院の規模
エリアに関わらず、大学病院や規模の大きな医療機関を担当するMRと、
開業医を担当するMRを分ける。
規模で分ける場合、200床以上の病院・200床未満の中小病院・病床をもたない開業医といったように分けることが多い。
例:A大学・B病院・C病院の担当、D市の開業医担当、Eエリアの病院担当
会社によって、違いますが、ざっとこんなわけ方があります。
実際の担当施設の分け方は?
個人的な印象としては、
基本はエリアで分けて、
その中で病院担当・開業医担当をわける会社が多い印象です。
1.エリア と 3.病院の規模 を合わせた分け方ですね。
例えば、
A市の開業医担当、A市・B市の病院担当みたいな持ち方が多いです。
逆に領域別は、あまり多くない印象です。
領域でわけると、より専門的な情報提供は可能ですが、
ドクターからすると、煩雑になってしまうという声もあるようです。
というのも、ひとりのドクターが複数領域の薬剤を処方していると、
ひとつの会社でも2人の担当者がいることになり、
ドクターもどちらに聞いたらよいかわからなくなるようです。
A社の製品であれば、A社MRに聞けば、いいというのが普通ですが、
領域で分けていると、A社MRだけど、その製品は担当ではない、
というめんどくさいことにもなります。
イメージ図です。
それよりは、B社製品はB社MRに聞けばわかる!
という方がシンプルでわかりやすいと思います。
忙しいドクターにとって、
どっちのMRがどの製品を担当してるかなんて、
覚えるのも負担になるので。
ということで、
今回は「MRの担当施設の分け方」についてでした。
最後までありがとうございました。
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