がんと闘う方法「がんが自然に治る生き方」を読んで、「がん」について考えてみる

ちょっと重い話になりますが、

ここ数年で「がん」について考えさせられることが増えました。

がんが自然に治る生き方とは？

がんの劇的寛解をした患者の聞き取りから、

9つの共通点を紹介するという内容です。

「がんの劇的な寛解」とは

1、医学の標準治療（手術、抗がん剤、放射線）を一切用いずに、がんが、検知できなくなった場合

2、標準治療受けたががんは寛解せず、代替医療に切り替えてから寛解に至った場合

3、統計的に見て余命が極めて短い（5年生存率で25%未満）がん患者が、現代医療と代替医療を併用したところ、統計を上回って生存している場合

このいずれかの事態が起きた状態

この「劇的寛解」が起きた人の共通点が9つあり、

その共通点とは次のようなものです。

抜本的に食事を変える

治療法は自分で決める

直感に従う

ハーブとサプリメントの力を借りる

抑圧された感情を解き放つ

より前向きに生きる

周囲の人の支えを受け入れる

自分の魂と深く繋がる

「どうでも生きたい理由」をもつ

この中の「治療法は自分で決める」について、

少し抜粋します。

がんから劇的な寛解を遂げた人々は

医師の言いなりになりませんでした。

治療法自分で決める。

それが何より重要だと考えていたからです。

がん患者は自分の治療において、

医師や治療者という「外部の力」を、

アシスタントとして選び、利用することができます。

けれども真の治癒は、患者自らが治療の主体にならなければ

起こり得ないということです。

医師だとしてもあくまでもアシスタントと考える…

そんな風に考えたことがなかったです。

しかし、そのために理論武装しなければなりません。

自分で選択するからには相応の覚悟と知識が必要です。

最近でこそ、インフォームドコンセントや

セカンドオピニオンなどという言葉も普及して、

患者がドクターに意見を伝えやすくはなっていますが、

一般的にはドクターの言ったことを、

そのまま選択するケースが多いと思います。

いざ、自分がそういう立場になったらそうなりそうですし。

ただ、この本によると、そういった受け身の姿勢ではなく、

「自ら治療法を選択した」という主体的な姿勢が

心身にも影響を及ぼすとのことでした。

非常に興味深い本です。

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現代の治療(手術、抗がん剤、放射線）を否定するものではない

これだけを見ると、現代の治療を否定しているように感じますが、

そうではありません。

著者は現代の治療を否定しているわけではなく、

今まで見過ごされていた「劇的な寛解」が、

新しいがん治療のヒントになるかもしれない、

というスタンスです。

9項目の詳細に入る前に、

私は手術、抗がん剤、放射線の

「3大療法」を否定するものでは無いということをはっきりさせておく

9つの要素は、がんからの劇的寛解が起きた理由についての仮説であり、

まだ科学的に十分裏付けされた理論ではありません。

この9項目によってがん患者の生存率が上がると断定するには、

データの量的分析や無作為な臨床試験が必要で

残念ながらあと何十年もかかる